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GX実践企業インタビュー 多摩冶金株式会社 Vol.3

多摩冶金株式会社
Vol.3「世界で選ばれるためにGXの一歩を踏み出そう」

GXに取り組む企業にGXまなぶ君がインタビュー!

第一弾は2023年10月5日(木)に行われた「第1回GX普及啓発シンポジウム2023」にも登壇していただいた多摩冶金株式会社 代表取締役副社長 山田真輔さんにお話を伺います。最後となる3回目のテーマは「世界で選ばれるためにGXの一歩を踏み出そう」です!

楽しく環境貢献に取り組む人たちと出会えた、ドイツ留学の経験

まなぶ:

前回は、工場の屋根へのソーラーパネルの設置には、東京都のサポートが後押しになったというお話を聞かせていただきました。

僕も先輩と一緒に、様々な経営者の方にお会いしましたが、山田さんは環境貢献への意識が特に高いと感じました。影響された出来事やきっかけがあったのですか?

山田:

シンポジウムでもお話しましたが、学生時代のドイツ留学の経験が大きかったですね。

ドイツの人たちは環境意識がとても高く、持続可能な取組が当たり前のものとして浸透していました。 何より印象的だったのが、みんな楽しそうに取り組んでいるということです。

住んでいたフライブルク市内の当時の様子
左:町の中心部は一般車の乗り入れが禁止され、多くが市電(トラム)を利用していた
右:日々通ったフライブルク市内のコインランドリー

まなぶ:

ドイツは環境先進国として有名ですよね!

山田:

留学を通じてますますドイツの文化や価値観が好きになりました。帰国後はドイツ語で国内大学を卒業した後もドイツと日本の架け橋になりたいと考え商社に入社し、ドイツを拠点とした仕事を担当していました。

しかしリーマンショックをきっかけに国内外で起こっている出来事を理解したい、将来に向けて力をつけたいという想いから、MBAの取得を目指してビジネススクールに通いました。在学中にはドイツで得た経験や価値観をバックグラウンドにオーガニックを専門とする会社を学友と起業しました。 その会社は立ち上げ後様々な苦労がありましたが、時代にあった商品力と需要からビジネスが形になりました。その後は学友が引き続き経営していますが、私としては人生の次のステージとして、祖父が創業した会社の事業承継の道を歩むべく、当時父が社長を務めていた多摩冶金株式会社への入社を決意しました。

「多摩冶金をサステナブルな会社にする」という想い

まなぶ:

多摩冶金への入社に至るまで、色々なご経験をされていたんですね。入社したときはどんな想いだったんですか?

山田:

多摩冶金をサステナブルな会社、すなわち100年以上も存続している会社「100年企業」にしなければと思っていました。

そしてそれに向けて兄と私が中心となって社内に向けてリブランディングを行い、創業者が残した企業理念を整理し、会社のロゴも刷新しました。

さらに近年の試みでは、企業理念のメッセージの一部をビジュアル化して社員がわかりやすいものにしました。そこでは会社を大木に重ね合わせて実がなる樹を描いています。その樹は社員皆で育てることで豊かな実が収穫できるだけでなく、周りに息づく生態系を守る大木の様に、地域に還元できる会社(樹)を育てていくことをこの理念を通じて社員に伝えています。

「我等の樹」
企業理念の一つ「我等は会社とともに成長し将来の幸福を目指す」をビジュアル化したもの。この樹を育てることで、将来皆で分け合える豊かな果実が実るだけでなく地域社会に頼りにされる樹を目指すとしている。

まなぶ:

「多摩冶金をサステナブルな会社にする」という想いが、ソーラーパネルの設置や、社員へのメッセージにつながっているんですね。

山田:

ドイツ留学の経験から、私自身がサステナブルなものへの想いが強いと自覚しています。 ただそれだけではなくて、今後どんどんグローバルな時代になっていったときに、スタンダードになっているGXに取り組んでいないと、世界で選んでもらえないという危機感を感じています。

まなぶ:

確かに先輩も、世界ではGXへの取組が当たり前になっていて、利益と環境貢献の両立を目指す企業に投資したいという投資家や金融機関が増えていると話していました。 世界で戦えるグローバルな企業になるためには、少しでも早くGXに取り組むことが必須なんですね!

GXとは世界の基準に合わせて価値観を変えていくこと

中国の展示会に初出展したときの様子

まなぶ:

僕たちの会社もこれからGXの取組を始めようと思っています。GXに取り組んでいる先輩として何かアドバイスいただけますか?

山田:

日本には素晴らしいものづくりの企業がたくさんありますが、世界で対等に戦うためには世界の基準に合わせて価値観を変えていかなければいけないと考えています。

GXの取組は非常に難しいですが、機会に恵まれれば、私たちが先陣を切ってやっていきたいですし、GXにいち早く参加する事で発信の場が増え、新たなご縁も広がるのではと期待しています。

まだ経営として大きな効果があるといえる状態ではないですが、このような発信の機会を頂けることも増えてきましたし、将来的にものづくり人材の確保や、GXやSDGsを通じて新しい仕事につながっていったらいいなと思っています。

私たちもまだまだ取組の途中ですが、 “Think Globally, Act Locally” 「地球規模で考え、足元から行動せよ」という言葉があります。 小さくてもいいので、GXの最初の一歩を踏み出してもらえたらいいなと思っています。

まなぶ:

早速会社に戻って、環境貢献につながっている活動を探すことからGXをはじめてみます! 山田さん、ありがとうございました!

多摩冶金株式会社 代表取締役副社長
山田真輔

2000年から約3年間 ドイツ・フライブルクに留学したのち、帰国後、東京外国語大学ドイツ語専攻を卒業。卒業後はドイツ製品の輸入に特化した商社に就職。リーマンショックをきっかけに国内外で起こっている出来事を経営という視点で理解し将来に向けて力をつけたいと考え、早稲田大学大学院ビジネススクールでMBAを取得。在学中、ドイツ留学の経験からサステナビリティを軸とした事業を立ち上げたいと考え、オーガニック関連事業を学友とともに起業し立ち上げ軌道に乗せる。2014年から祖父からの事業を承継するべく多摩冶金株式会社に入社、2017年に兄とともに父から同社を事業承継する。

GXまなぶ君

東京都内のサービス会社に勤める新卒社員。会社がGXに取り組むこととなり、先輩と一緒にGXとは何かを勉強中。真面目すぎてちょっとずれているところもあるが、何事にも一生懸命な頑張り屋。「GX普及啓発シンポジウム」Facebook公式アカウントにて、GXまなぶ君の奮闘記を連載中!! https://m.facebook.com/gx.symposium

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